Rust by Example

13.7.2 関連型

関連型を使用すると、コンテナ型の中の要素をトレイトの中に出力型として書くことで、全体の可読性を上げることができます。トレイトを定義する際の構文は以下のようになります。

// `A`と`B`は`type`キーワードを用いてトレイト内で宣言されている。
// (注意: この文脈で使用する`type`は型エイリアスを宣言する際の`type`とは
// 異なることに注意しましょう。)
trait Contains {
    type A;
    type B;

    // これらの新しい型をジェネリックに使用するために、構文が
    // アップデートされています。
    fn contains(&self, &Self::A, &Self::B) -> bool;
}

Containsトレイトを使用する関数において、ABを明示する必要がなくなっていることに注目しましょう。

// 関連型を使用しない場合
fn difference<A, B, C>(container: &C) -> i32 where
    C: Contains<A, B> { ... }

// 使用する場合
fn difference<C: Contains>(container: &C) -> i32 { ... }

前セクションの例を関連型を使用して書きなおしてみましょう。

struct Container(i32, i32); // 2つの要素がコンテナ型の中に保持されていることを確認するトレイト。 // また、最初あるいは最後の要素を取り出すこともできる。 trait Contains { // メソッドが使用できるジェネリック型を定義 type A; type B; fn contains(&self, &Self::A, &Self::B) -> bool; fn first(&self) -> i32; fn last(&self) -> i32; } impl Contains for Container { // `A`と`B`がどの型であるかを明示。インプットの型(訳注: つまり`Self`の型) // が`Container(i32, i32)`である場合、出力型は`i32`と`i32`となる。 type A = i32; type B = i32; // `&i32`の代わりに`&Self::A`または`&self::B`と書いても良い fn contains(&self, number_1: &i32, number_2: &i32) -> bool { (&self.0 == number_1) && (&self.1 == number_2) } // 1つ目の数を取得 fn first(&self) -> i32 { self.0 } // 最後の数を取得 fn last(&self) -> i32 { self.1 } } fn difference<C: Contains>(container: &C) -> i32 { container.last() - container.first() } fn main() { let number_1 = 3; let number_2 = 10; let container = Container(number_1, number_2); println!("Does container contain {} and {}: {}", &number_1, &number_2, container.contains(&number_1, &number_2)); println!("First number: {}", container.first()); println!("Last number: {}", container.last()); println!("The difference is: {}", difference(&container)); }