Rust by Example

13.6 Where句

トレイト境界は、{の直前にwhere句を導入することでも設けることができます。whereはさらに、型パラメータだけでなく任意の型に対してのみ適用できます。

where句のほうが有効なケースには例えば

  • ジェネリック型とジェネリック境界に別々に制限を加えたほうが明瞭になる場合 つまり、
impl <A: TraitB + TraitC, D: TraitE + TraitF> MyTrait<A, D> for YourType {}

// `where`を用いてジェネリック境界を設ける。
impl <A, D> MyTrait<A, D> for YourType where
    A: TraitB + TraitC,
    D: TraitE + TraitF {}
  • where句の方が通常の構文より表現力が高い場合

があります。

以下の例ではimplwhere句なしで直接に表現することができません。

use std::fmt::Debug; trait PrintInOption { fn print_in_option(self); } // `where`句を用いない場合、以下と等価な機能を実装するには、 // `<T: Debug>`という形で表現するか、別の直接的でない方法 // を使用するかしなくてはならない。 impl<T> PrintInOption for T where Option<T>: Debug { // プリントされるのが`Some(self)`であるため、この関数の // ジェネリック境界として`Option<T>: Debug`を使用したい。 fn print_in_option(self) { println!("{:?}", Some(self)); } } fn main() { let vec = vec![1, 2, 3]; vec.print_in_option(); }

See also:

RFC, 構造体, トレイト, エラーハンドリングの日本語による解説記事