Rust by Example

1.2.3 フォーマット

これまで、文字列がどのようにフォーマットされるかはフォーマット文字列によって決まるということを見てきました 。

  • format!("{}", foo) -> "3735928559"
  • format!("0x{:X}", foo) -> "0xDEADBEEF"
  • format!("0o{:o}", foo) -> "0o33653337357"

ここでは (foo)という単一の変数がXo指定なし、という様々な引数タイプ(argument type)に応じてフォーマットされています。

フォーマットの機能はそれぞれの引数タイプごとに個別のトレイトを用いて実装されています。 最も一般的なトレイトはDisplayで、これは引数タイプが未指定(たとえば{})の時に呼び出されます。

use std::fmt::{self, Formatter, Display}; struct City { name: &'static str, // 緯度 lat: f32, // 経度 lon: f32, } impl Display for City { // `f` はバッファです。このメソッドは // ここにフォーマットされた文字列を書き込みます。 fn fmt(&self, f: &mut Formatter) -> fmt::Result { let lat_c = if self.lat >= 0.0 { 'N' } else { 'S' }; let lon_c = if self.lon >= 0.0 { 'E' } else { 'W' }; // `write!`は`format!`に似ていますが、フォーマットされた文字列を // バッファ(第一引数)に書き込みます。 write!(f, "{}: {:.3}°{} {:.3}°{}", self.name, self.lat.abs(), lat_c, self.lon.abs(), lon_c) } } #[derive(Debug)] struct Color { red: u8, green: u8, blue: u8, } fn main() { for city in [ City { name: "Dublin", lat: 53.347778, lon: -6.259722 }, City { name: "Oslo", lat: 59.95, lon: 10.75 }, City { name: "Vancouver", lat: 49.25, lon: -123.1 }, ].iter() { println!("{}", *city); } for color in [ Color { red: 128, green: 255, blue: 90 }, Color { red: 0, green: 3, blue: 254 }, Color { red: 0, green: 0, blue: 0 }, ].iter() { // fmt::Displayに実装を追加したら、 {} を使用するように変更してください。 println!("{:?}", *color) } }

フォーマット用トレイトの全リスト、及び引数の型はこちらから、引数の型についてはstd::fmtのドキュメンテーションから参照できます。

演習

上にあるソースコード中のColorという構造体のためのfmt::Displayトレイトの実装を追加しましょう。アウトプットは以下のように表示されるはずです。

RGB (128, 255, 90) 0x80FF5A
RGB (0, 3, 254) 0x0003FE
RGB (0, 0, 0) 0x000000

詰まったら以下の2つがヒントになります。

See also

std::fmt