Rust by Example

2.3 配列とスライス

配列はTという単一の型(訳注: ジェネリック型でも可)のオブジェクトの集合です。それらのオブジェクトはメモリ上の連続した領域に保存されます。配列は[]を用いて生成されます。サイズはコンパイル時には決定されていて、[T; size]という形で指定できます。

スライスは配列に似ていますが、コンパイル時にサイズが決定されていません。2つの部分からなり、1つは別のデータへのポインタ、もう1つはスライスの長さです。配列の一部を借用するのに使用され&[T]という型シグネチャを持ちます。

use std::mem; // この関数はスライスを借用する fn analyze_slice(slice: &[i32]) { println!("first element of the slice: {}", slice[0]); println!("the slice has {} elements", slice.len()); } fn main() { // 固定長の配列(型シグネチャは冗長なので、なくても可) let xs: [i32; 5] = [1, 2, 3, 4, 5]; // すべての要素を0にする場合 let ys: [i32; 500] = [0; 500]; // インデックスは0から println!("first element of the array: {}", xs[0]); println!("second element of the array: {}", xs[1]); // `len`は配列のサイズを返す。 println!("array size: {}", xs.len()); // 配列はスタック上に置かれる println!("array occupies {} bytes", mem::size_of_val(&xs)); // 配列は自動的にスライスとして借用される。 println!("borrow the whole array as a slice"); analyze_slice(&xs); // 配列の一部分だけのスライスを渡す println!("borrow a section of the array as a slice"); analyze_slice(&ys[1 .. 4]); // インデックスの範囲が配列のサイズを超えた場合パニックする println!("{}", xs[5]); }