Rust by Example

14.4.6 圧縮

長いライフタイムは、短いものに圧縮(coerce)することで、そのままでは動作しないスコープの中でも使用できるようになります。これは、Rustコンパイラが推論の結果として圧縮する場合と、複数のライフタイムを比較して圧縮する場合があります。

// ここではRustはライフタイムを出来る限り短く見積もり、 // 2つの参照をそのライフタイムに押し込める。 fn multiply<'a>(first: &'a i32, second: &'a i32) -> i32 { first * second } // `<'a: 'b, 'b>`は「ライフタイム`'a`は最低でも`'b`と同じ長さ」と読める。 // ここでは、`&'a i32`をとり、`&'b i32`に圧縮して返す。 fn choose_first<'a: 'b, 'b>(first: &'a i32, _: &'b i32) -> &'b i32 { first } fn main() { let first = 2; // 長いライフタイム { let second = 3; // 短いライフタイム println!("The product is {}", multiply(&first, &second)); println!("{} is the first", choose_first(&first, &second)); }; }